【体験談あり】遺伝子検査ダイエットやってみた!検査の流れや効果、3人の口コミ・レビューも紹介

遺伝子検査ダイエットの体験談と結果を比較するイメージ

「万年ダイエッターの痩せにくい40代です」「なかなかダイエットが成功しない」そんな悩みを抱える人たちの間で話題となっているのが、遺伝子検査を活用したダイエット方法です。自分の遺伝的体質を知ることで、より効果的なダイエットができるという触れ込みですが、実際のところはどうなのでしょうか。

今回は、実際に遺伝子検査ダイエットを体験した3人の方の体験談をもとに、検査の流れや効果、メリット・デメリットまで詳しく解説します。「めちゃ売れてるけど怪しい」と感じている方も、リアルな体験談を参考にしてみてください。

目次

遺伝子検査ダイエットとは?

遺伝子検査ダイエットは、自分の遺伝的な代謝タイプ(糖質・脂質・タンパク質の燃焼効率)や脂肪がつきやすい部位などを調べ、その結果に基づいて最適な食事・運動方法を提案するダイエット手法です。

従来のダイエットが「とりあえず食事制限」「とりあえず運動」といった画一的なアプローチだったのに対し、遺伝子検査ダイエットでは以下のようなことが分かります。

  • 糖質・脂質・タンパク質の代謝タイプ
  • 脂肪がつきやすい部位
  • 有酸素運動と筋トレ、どちらを重視すべきか
  • 食事の最適な摂り方(回数・タイミング・順番)
  • リバウンドリスクの評価と対策

遺伝子の特徴は一生変わらないため、検査結果は長期的に活用でき、効率的な減量やリバウンド防止にも役立つとされています。現在は複数のメーカーから検査キットが販売されており、価格は3,000円〜10,000円程度となっています。

今回紹介する遺伝子検査ダイエット体験者と使用キット

今回は、実際に遺伝子検査ダイエットを体験した3人の方の体験談をご紹介します。それぞれ異なるメーカーのキットを使用し、年代や性別も様々です。

【体験1】DHC「ダイエット対策キット」利用者(アラフォー主婦)

最初にご紹介するのは、アラフォー主婦の「もえ」さんです。万年ダイエッターを自称し、正しいダイエット方法を知りたいという思いからDHCの遺伝子検査キットを楽天で購入しました。「藁にも縋る思いで今はやりの遺伝子検査ダイエットをやってみました」というコメントからも、多くの人が抱えるダイエットへの切実な思いが伝わってきます。

【体験2】遺伝子博士キット利用者(40代男性+同僚)

続いては、40代前半の男性ライターとその同僚の体験談です。「なかなかダイエットが成功しない」「今のダイエット法が自分に合っているかが分からない」という悩みを抱え、話題の「遺伝子博士」というキットを試すことに。「正直、名前を聞いて思いませんでしたか。『めっちゃ怪しい…』と」という率直なコメントは、多くの人が感じる最初の印象を代弁しています。2人で検査することで、結果の違いも比較できたそうです。

【体験3】遺伝子博士キット利用者(ばぶさん/Noteブロガー)

Noteで活動されている「ばぶさん」の体験談です。「楽しく自分に合ったダイエットに挑戦するために遺伝子検査なるものをやってみる」という前向きな姿勢で検査に臨まれました。Qoo10のメガ割で2,860円という価格で購入し、「このくらいの値段でこの解析・アドバイスがもらえるなら個人的には買いだな!」という率直な感想を述べています。

実際の遺伝子検査の流れ(各体験者共通)

実際の検査は次のような手順で行います。

  • キット到着:綿棒、説明書、返送用封筒、検査IDなどが同梱
  • 検体採取:うがい後、頬の内側を綿棒で20回ほどこする
  • 登録:Webでメールアドレス・個人情報を登録、確認メールのURLから本登録
  • 発送:検体を返送用封筒に入れて投函
  • 結果到着:DHC約3週間(冊子+Web)、遺伝子博士約2週間(Webメイン)

それぞれについて詳しくみていきましょう。

キット到着〜検体採取(綿棒で頬の内側をこする)

検査キットが届くと、中には検体採取用の綿棒(筒状のケースに入っている)、説明書、返送用封筒、検査ID・パスワードが記載されたシールなどが入っています。

検体採取の方法は非常に簡単で、「遺伝子をとるというとなんだか怖いイメージがありましたが、頬の内側に綿棒の先を念入りにこすりつけるだけ」と体験者も述べているように、痛みは全くありません。検査前に口をうがいし、綿棒の先端で口の中の両頬の内側をゴシゴシとこすり(20回程度)、綿棒を筒に戻して密閉するという手順です。「検査前に口をうがいして、綿棒のようになっているキットの先を口の中の両ほほにゴシゴシして、密閉して送付するだけ!」というシンプルさが、多くの人に受け入れられている理由の一つでしょう。

登録と発送(ID登録・Web入力→専用封筒で返送)

検体採取後は、Web登録と発送作業が必要です。この段階で多くの体験者が感じるのが、登録の煩雑さです。「大体なんでもそうですが、メールアドレスを入力して、メールを受信してそのメールに記載されているURLに飛んで開院登録をするっていうのが、地味に面倒臭くないですか???」という声は、多くの人が共感するところでしょう。

専用サイトにアクセスしてメールアドレス・個人情報を入力し、確認メールのURLをクリックして本登録、検査IDとパスワードを入力して、返送用封筒に検体を入れてポストに投函するという流れになります。「送付表の記入はそうでもないですが、ウェブ登録がね・・・」という体験者の声も聞かれますが、一度登録してしまえば、あとは結果を待つだけです。

結果到着までの期間(DHC:約3週間/遺伝子博士:約2週間)

メーカー 結果到着期間 特徴
DHC 約3週間 冊子での結果も郵送
遺伝子博士 約2週間 Web結果がメイン

待っている間は、「登録完了メールを受信するとマイページを閲覧できるようになって、検査の進捗を確認することができます」という状況です。ただし、この期間中に注意したいのが、サプリメントの営業メールです。「解析中です。おすすめのサプリはこちら・・・」「おい!!解析中のくせに、サプリ勧めてくるんじゃないよ!!!」という体験者の感想からも分かるように、検査結果が出る前からマーケティングメールが届くことがあります。

結果が出ると、「検査は約3週間程度で結果がかわるそうで、検査結果の冊子が届く前にウェブでも確認することができました!」というように、まずはWeb上で結果を確認できるようになります。

体験者別の検査結果とアドバイス内容

それぞれの体験者が受け取った検査結果とアドバイス内容を整理したのが以下の表です。同じ検査でも、人によって全く異なる結果とアドバイスが提供されることが分かります。

体験者 タイプ 特徴 主なアドバイス
アラフォー主婦(DHC) 洋なし型 脂質代謝が苦手、下半身太り傾向 脂質制限、有酸素運動、下半身筋トレ
40代男性(遺伝子博士) 全身ぷよぷよクマ型 糖質・脂質両方注意、全身に脂肪がつきやすい 糖質・脂質制限、有酸素中心、食物繊維先食べ
ばぶさん(遺伝子博士) カバ型 脂質代謝が苦手、筋肉不足、下半身太り 脂質制限、有酸素中心、少量こまめ食事

以下から詳しく見ていきましょう。

DHC「洋なし型」タイプ(アラフォー主婦)

DHCの検査を受けたアラフォー主婦の方は、「洋なし型」という診断結果でした。このタイプは脂質の代謝が苦手で、下半身に脂肪がつきやすく、日本人女性の大部分がこのタイプだそうです。推奨されるダイエット方法としては、脂質を控えた食事、有酸素運動を中心とした運動メニュー、下半身を重点的に鍛える筋力トレーニングなどが挙げられました。

「結果を読む限り、まぁ、よく当たっていますこと!!!」という感想の通り、自分の体質や現在の体型に心当たりがある内容だったようです。ただし、「日本人女性の大部分はこの『洋なし型』のようなので、私だけにピッタリ!というよりも、そういう傾向があるという認識でいた方がいいのかもしれません」という冷静な分析も行っています。

遺伝子博士「全身ぷよぷよクマ型」(40代男性)

遺伝子博士の検査を受けた40代男性は、「全身ぷよぷよクマ」というタイプに分類されました。目指すタイプは「食事量を抑えてこつこつ燃焼イルカ」とのことです。このタイプは糖質と脂質の両方をセーブする必要があり、全身に脂肪がつきやすい体質で、体重が減りやすいが、リバウンドの危険性も高いという特徴があります。

食生活については、食事制限が効果的な遺伝的体質であり、炭水化物や甘いものを減らすことから始め、1回の食べる量を減らして毎日決まった時間に食べることが推奨されました。調理方法は茹でる、焼くなど脂肪分が減らせる方法が良く、間食は控え、食べる順番に気をつけて先に食物繊維を摂ることも重要とされています。

日頃の運動については、内臓脂肪がつきやすい遺伝的体質のため有酸素運動がおすすめで、筋トレは軽めの重さで回数を多めに設定することが良いとされました。血糖値の増減に敏感なため、食事の回数は減らさず量を減らし、朝食を抜くと後でたくさん食べてしまうので起きてから2時間以内に朝食を摂ることが重要です。また、マッサージなどでセルライト対策を取り入れることも推奨されています。

遺伝子博士「カバ型」(ばぶさん)

同じく遺伝子博士の検査を受けた「ばぶさん」は、「下半身ぷよぷよ筋肉不足カバ」タイプで、目指すタイプは「脂質を抑えてバランスよく運動カモシカ」でした。このタイプは筋肉も脂肪も付きにくい体質で、特に脂質の代謝が苦手、下半身に脂肪がつきやすいという特徴があります。

どうやら解析はβ3AR(糖代謝)、β2AR(タンパク質)、UCP1(脂質代謝)の値を元に算出されているとのことで、体調などに左右されず一生変わらない遺伝的要因として分析されます。アドバイス内容としては、脂質に関する注意点が多く、少量をこまめにとるべきで、有酸素運動を重視したトレーニングが推奨されました。

「筋肉も脂肪も付きにくい体質…うーん、お腹ぶよぶよで脂肪まみれ。めちゃくちゃ悪い食生活を物語ってますな」という率直な感想からも、現在の生活習慣と体質のギャップが見えてきます。

遺伝子検査ダイエット体験者が感じたメリット・デメリット

3人の体験談から見えてきた、遺伝子検査ダイエットのメリットとデメリットをまとめてみましょう。

遺伝子ダイエットを受ける4つのメリット

  • 自分専用のオーダーメイドアドバイスが得られる
    例:「筆者は糖質・脂質ともに制限が必要」「同僚は脂質制限中心」など、同年代・同性別でも異なる指針が提示される
  • 一生変わらない遺伝的要因に基づく結果
    根拠のあるアプローチに変えられる安心感がある
  • ダイエットへの動機づけ効果
    「まずやってみよう!」というきっかけになりやすい
  • 具体的で実行可能なアドバイス
    抽象的ではなく、日々の生活に取り入れやすい指示が多い

遺伝子ダイエットを受ける3つのデメリット

  • サプリや商品の広告が多い
    「サプリの宣伝が多い」「結果ページに大きく表示」「結果後に宣伝メールが複数届く」「画面が見にくい」「拒否感を覚える人も少なくない」
  • 詳細データが見られない
    実際の数値ではなく「高い・低い・標準」の3段階表示のみ。科学的な根拠や詳細を求める人には物足りない
  • 行動変容が必須
    「結果を見ただけでは痩せない」。検査はきっかけに過ぎず、実践が必要

体験談から見えた共通点と違い

項目 共通点 違い
検査方法 綿棒で頬の内側をこするだけの簡便性
結果期間 2〜3週間程度 DHC(3週間)vs 遺伝子博士(2週間)
登録作業 Web登録の煩雑さを全員が指摘
体質診断 洋なし型、全身型、カバ型など個人差大
運動推奨 有酸素重視、筋力重視、バランス型
食事方針 糖質制限、脂質制限、食事回数調整
価格評価 コスパ良い vs 高いで評価が分かれる

3人の体験談を比較すると、検査方法の簡便性や結果までの期間、Web登録の煩雑さ、サプリ宣伝への不満などは共通していました。全員が「よく当たっている」「思い当たることがたくさんあった」など、結果に一定の納得感を示している点も興味深いところです。

一方で、体質タイプは洋なし型(脂質注意)、全身型(糖質・脂質両方注意)、カバ型(脂質・筋力注意)など人によって全く異なる診断となりました。推奨される運動も有酸素運動重視、筋力トレーニング重視、バランス型など個人差があり、食事のアドバイスも糖質制限、脂質制限、食事回数の調整など体質により異なる方針が示されています。

これから試す人へのアドバイス

3人の体験談を踏まえ、これから遺伝子検査ダイエットを試そうと考えている方にお伝えしたいことがあります。

まず「結果だけでは痩せない」ことを理解し、行動変容への覚悟を持つことが重要です。検査中・結果後にサプリメント等の宣伝メールが届くことを想定し、具体的な数値ではなく傾向やタイプ分類での結果提供が中心であることも知っておきましょう。3,000円前後で得られる情報として適切かどうか事前に検討することも大切です。

効果的な活用方法としては、「まずやってみよう!」というきっかけ作りに最適で、一時的なダイエット法ではなく生涯の健康管理の参考として長期的に活用することをお勧めします。検査結果だけに頼らず、専門家の指導や科学的な情報も合わせて活用し、結果を見た後に具体的にどう生活を変えるか事前に考えておくことも重要です。

  • ダイエットのきっかけを探している人
  • 自分に合った方法を知りたい人
  • 科学的根拠のあるアプローチを試したい人
  • 長期的な健康管理に関心がある人

には特におすすめできます。一方で、すぐに効果を求める人、広告やマーケティングが苦手な人、詳細なデータ分析を求める人、既に確立されたダイエット法がある人にはあまりおすすめできません。

まとめ|体験談から学べること

3人の遺伝子検査ダイエット体験談から、同じ年代・性別でも体質タイプが全く異なり、推奨されるダイエット法も大きく違うという個人差の大きさが明らかになりました。「何から始めればいいか分からない」という人には有効な指針を提供し、検査結果を見ることで「やってみよう」という気持ちになる人が多いというモチベーション効果も確認できました。

一生変わらない遺伝的特徴として長期的な健康管理に活用できる可能性がある一方で、検査は「地図」に過ぎず実際に歩くのは自分自身であること、サプリメント等の販売が主目的の可能性もあり冷静な判断が必要であることも分かりました。遺伝的要因はダイエットの一要素に過ぎず、環境や生活習慣の影響も大きく、検査結果に基づいたアドバイスでも継続できなければ効果は期待できないという現実もあります。

重要なのは、遺伝子検査ダイエット「魔法の解決策」ではなく「ダイエットに取り組むためのひとつのツール」として位置づけることです。「何かダイエット熱に火をつけるきっかけを」と思っている人には刺さる可能性があるツールと言えるでしょう。最終的には、検査結果をもとに「継続可能な方法を見つける第一歩」として活用し、長期的な健康管理の一環として取り組むことが、遺伝子検査ダイエットの最も有効な活用法と考えられます。

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